SIG-KST:知識・技術・技能の伝承支援研究会(人工知能学会 第2種研究会)
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第10回 知識・技術・技能の伝承支援研究会(SIG-KST)

【日時】

  • 2010年7月16日(金) 14:00-17:30


【プログラム】

  • 13:30 受付開始


  • 14:00-14:30 一般講演1
    • 設計解の絞り込み過程の可視化による設計意図の伝承


 要旨:
 不確実な設計情報が存在する初期設計段階においては,設計者が試行錯誤的に
 実行可能な設計解集合を設計過程の進行とともに徐々に絞り込むことで,
 設計解を導出する。本研究では,設計者の設計意図を選好度として数値化し,
 不確実な設計情報を範囲集合で表現することにより,設計者の設計意図を反映した
 設計解集合を導出する設計支援システムを提案した。本システムにより,
 設計解の絞り込み過程を可視化でき,設計者の意思決定過程の明確化が
 可能となり,設計意図を後の設計へ伝承することへの一助となる。



 要旨:
 ぎょう鉄とは、平鋼板からプレスやガス加熱を用いて、船舶の曲面外板を形成する
 作業のことであり、造船における匠の技の代表例である。著者らは、ぎょう鉄を幾
 何学的に理論的に解明することで新しい曲面展開法とその施工法を開発し、そのシス
 テム化を実現した。開発したシステムは、造船所において実用化され、工数削減や
 精度向上の実績を挙げている。本論では、著者らが開発したシステムの概要と実現場
 での適用事例について紹介する。



 要旨:
 東芝テックでは、ソフトウェア開発費比率が増加し、それに伴うソフトウェア技術 の強化が課題であった。
 具体的には、ソフト技術者育成のPDCAサイクルに新たな取り組みを導入し、 新しい育成サイクルを始動した。
 しかし、膨大なデータ管理や分析、多様化する教育ニーズへの対応といった様々な 課題を抱えるようになった。
 そこで、それらの課題を解決するために、人材育成支援システム・「教育カルテ」(R) を導入した。
 今回の報告では、人材育成支援システム・「教育カルテ」(R)を活用した人材育成 の取り組みとその成果を紹介する。


  • 15:35-16:05 一般講演4
    • サプライヤー物流コストまで考慮した全体最適在庫モデル
      • ○今西佑希(東京大学),亀井敬太(東京大学),田中謙司(東京大学)
      • 配布資料


 要旨: 
 サプライヤーから発注企業の物流センターまでの商品の輸送費はサプライヤー側が負担し、
 発注企業の物流センターにおける地代、すなわち商品の在庫に必要なスペースのために
 かかるコストは顧客側が負担している。
 現状では、勘と経験に頼り、発注側の視点だけの、在庫効率を追及した多頻度発注になりがちである。
 しかし、これでは調達物流における全体最適にはつながらない。
 本研究では、サプライヤーの物流コストをも考慮した輸送費と地代の最適な組合せを全検索し、
 全体最適な発注、在庫法を決定するモデルを提案する。



  • 17:45-19:45 懇親会(有志のみ、実費をいただきます)


【参加費】

無料(人工知能学会非会員も無料)

日本経営システム学会(地域システム研究部会)招待講演の聴講について】

参加費は無料であり、日本経営システム学会(地域システム研究部会)への入会も必須ではありません。
日本経営システム学会(地域システム研究部会)にご興味のある方は、直接お問い合わせください。

【参加申し込み】

下記の内容を記入の上,e-mailにてご送付下さい.
※当日参加も可能ですが,会場準備の都合上,事前登録にご協力お願い致します.

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 To: jsai-kst-contact [at] m.aist.go.jp ([at]を[@]に置き換えてご利用下さい)
 Subject: 第10回研究会参加申し込み
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 知識・技術・技能の伝承支援研究会 [参加申し込み]
 お名前: (姓) (名) 
 ご所属:
 メールアドレス:
 人工知能学会員(はい/いいえ):
 SIG-KST会員あるいは入会希望(はい/いいえ):
 地域システム研究部会にも参加(はい/いいえ):
 ※地域システム研究部会員(はい/いいえ):
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【発表申し込み】

発表申込〆切:2010年06月25日(金)
原稿提出〆切:2010年07月09日(金)
発表申込・投稿の方法や発表形式については、下記のURLをご参照下さい。
http://www.sigkst.org/index.php?site_id=&page=%C5%EA%B9%C6%B5%AC%C4%F8

【統一テーマ】

  • 「技術」を経営活動に活かすための方法論とその取組事例


 要旨:
 日本のものづくり技術やITは、高品質・高機能の製品を作り出すための
 重要な基盤となっておりますが、近年のグローバル競争では、韓国や中国
 などアジア企業の台頭が目立っています。また、欧米企業による高いブラ
 ンド価値を訴求した独創的な商品が世界中で大ヒットを記録しています。
 このような厳しい競争環境のなか、日本の製造業がさらに成長していくた
 めには、「技術」を経営活動に活かす具体的な取り組みが求められており、
 そのためにはマーケティング的な発想が必要だと考えております。
 
 今回は日本経営システム学会様との連続開催を通じて、「技術」をどのよ
 うに経営活動に活かしていくべきか、様々な角度から議論することをテー
 マといたしますが、研究会に関連する内容であれば分野を限定しません。


【問い合わせ先】

jsai-kst-contact [at] m.aist.go.jp ([at]を[@]に置き換えてご利用下さい)