SIG-KST:知識・技術・技能の伝承支援研究会(人工知能学会 第2種研究会)
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第8回 知識・技術・技能の伝承支援研究会(SIG-KST)


【日時】

  • 2009年10月14日(水) 14:30-16:45


【場所】


【プログラム】

  • 14:00 受付開始


  • 14:30-15:00 一般講演1
    • オンデマンドバス運行管理ログを用いた知識抽出システムの構築
      • 大和裕幸(東京大学),○柳澤龍(東京大学),稗方和夫(東京大学),杉本千佳(東京大学),坪内孝太(東京大学),飯坂祐司(東京大学)
      • 配布資料


 要旨:
 オンデマンドバスのスケジューリングアルゴリズムによって
 作成された運行計画を熟練の運行管理者が手動で修正し、その際に生じる運行計画
 の変化や修正理由をデータベースに蓄積した。さらに、得られたデータが運行管理
 者の独特の考え方をとらえるのに役立つ「知識」としてスケジューリングアルゴリ
 ズムの成長に有効活用できることを示した。具体的には、熟練のオペレータの修正
 によって19%の総運行時間の短縮、少ない車両での運行など、システムによって導
 出された運行計画よりも効率的な運行計画が作成された。この背景には熟練運行管
 理者の独自の考え方があることがわかった。この考え方はスケジューリングアルゴ
 リズムにも活用できる。


  • 15:00-15:30 一般講演2
    • エンジニアリング・ドキュメント・データベースによる技術伝承
      • 原俊雄(BITソリューション), ○赤金喜久雄(BITソリューション), 田邊優子(BITソリューション), 中千絵(BITソリューション)

 もののLifecycleを通じて、膨大なエンジニアリングドキュメントが作成
 され、保管されている。研究開発ドキュメント、設計仕様書、製作手順書、品質・
 検査仕様書、不具合記録、 トラブル報告書などで、ものつくり技術の集積といえ
 るドキュメントである。しかしながら、一度作成されたこれらのエンジニアリング
 ドキュメントは、作成者以外の第三者には有効活用されているとは、言えない状況
 である。これらのエンジニアリングドキュメントを、再度見直して、ドキュメント
 データベース化することで、技術伝承をよりスムースに行う取り組みを数年続けて
 きているので、その 重要性と有効性について、本稿で紹介する。


  • 15:30-15:45 休憩


  • 15:45-16:15 一般講演3
    • 加工技術・技能継承支援ツール「鍛造テンプレート」の開発

 要旨:
 乗用車質量の約10%は鍛造品ですから、鍛造は機械工業を支える基幹技術の
 一つといえます。鍛造によりコンパクトで軽量、高強度である自動車部品、高温
 ・高圧に耐えて軽量である機械部品、人体に無害な多様な寸法の医療部品、ネッ
 トシェイプ複雑形状部品などを加工する技術開発が求められています。鍛造塑性
 変形には厳密には相似則は成立せず、技術開発を困難にしています。技術開発を
 支援するツールとしての作製した鍛造テンプレートの設計の考え方、使用例など
 について説明します。


 要旨:
 フローチャートと文書により業務プロセスを表現するオープンソースソフトウエア
 ShareFastを用いてCADの操作ナビゲーションシステムを開発した。ユーザによるナ
 ビゲータの操作履歴を記録・分析し、CAD操作の中で時間のかかっている作業を特定
 できることを示し、システムの有効を示した。 また、システムの今後の展開につい
 て述べる。




【参加費】

無料
(人工知能学会非会員も無料)

【参加申し込み】

下記の内容を記入の上,e-mailにてご送付下さい.
※当日参加も可能ですが,会場準備の都合上,事前登録にご協力お願い致します.

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  To: jsai-kst-contact [at] m.aist.go.jp ([at]を[@]に置き換えてご利用下さい)
  Subject: 第8回研究会参加申し込み
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  知識・技術・技能の伝承支援研究会 [参加申し込み]
  お名前: (姓) (名) 
  ご所属:
  メールアドレス:
  人工知能学会員(はい/いいえ):
  SIG-KST会員あるいは入会希望(はい/いいえ):
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【発表申し込み】

発表申込〆切:2009年09月23日(水)
原稿提出〆切:2009年10月07日(水)
発表申込・投稿の方法や発表形式については、下記のURLをご参照下さい。
http://www.sigkst.org/index.php?site_id=&page=%C5%EA%B9%C6%B5%AC%C4%F8

【問い合わせ先】

jsai-kst-contact [at] m.aist.go.jp ([at]を[@]に置き換えてご利用下さい)