第24回 知識・技術・技能の伝承支援研究会(SIG-KST)
第24回 知識・技術・技能の伝承支援研究会(SIG-KST)を下記の要領で開催します。
今回は下記の通り、一般講演に加えて招待講演の実施を予定しております。
詳細が決まりましたので、前回のご案内に情報を追加しました。
研究者や企業で実務に携わっておられる方など、皆様のご参加をお待ちしております。
(2015年3月13日追記)参加していただいた皆様、ありがとうございました。
【プログラム】
- 招待講演「福島第一原子力発電所事故とレジリエンスエンジニアリング」
- 吉澤 厚文 様(原燃輸送株式会社)
ご紹介: 講演者の吉澤様は、福島第一原発の事故発生時にユニット所長として事故の収 束作業をご経験された方です。近年、その経験をレジリエンスエンジニアリン グの考え方で整理され、大学や学会等でご講演されています。 SIG-KSTでは、原発に限らず大規模な社会・技術システムのレジリエンスに 資する知識・技術・技能やその伝承、および伝承を支援するための方法論は関 心のあるテーマですので、今回の招待講演を企画した次第です。 大規模な災害や事故が発生したときに何が求められ、また平常時にどのような 準備をしておくべきか、経験に基づいてご講演いただく予定です。
- 13:10 受付開始
- 13:30-14:00 一般講演1(SIG-KST-2014-03-01)
- 社会実験事例データベース構築による知識蓄積
- ○稗方和夫,中村覚,満行泰河,大和裕幸,岡本孝司(東京大),橋本康弘(筑波大)
- 配布資料
- 参加者からの質問とコメント
要旨: 平成22年度科学技術振興調整費「気候変動に対応した新たな社会の創出に向けた社会 システム改革プログラム」の一環として開始され、5年間にわたって多くの社会実験を 行った「明るい低炭素社会の実現に向けた都市変革プログラム」の成果から、社会実験 を行うにあたっての知見をまとめたデータベースの活用について述べる。
- 14:00-14:30 一般講演2(SIG-KST-2014-03-02)
- トラブルシューティングにおける事例の役割:ネットワーク保守業務を題材として
- ○山下遼(NTT),高山千尋(NTTコミュニケーションズ),大野健彦(NTT)
- 配布資料(当日のみ)
要旨: トラブルシューティングに代表される,様々な問題解決を含む高度な認知作業において は,非熟練者にとって,過去に実施した内容を記述した事例情報が有効である. しかし,我々の調査によれば,事例の手順のみを提示しても,多数の手順の中からどの 手順を選択すればよいかを実際の場面において適切に判断することは困難である. そこで,様々な場面において,人がどのように事例を活用しているかを調査した結果, 特にコンテクストが重要であることが明らかになってきた.本稿では,ホームネット ワーク保守業務を題材とした調査事例を紹介し,人がどのようにコンテクストを手が かりとして事例を活用しているのか,また,コンテクストに依存しすぎた場合の課題 について実例に基づき論ずる.
- 14:30-15:00 一般講演3(SIG-KST-2014-03-03)
- 知識・技術・技能の伝承支援に関する考察―暗黙知と形式知との関係―
- 〇古川慈之(産総研)
- 配布資料
- 発表資料
- 参加者からの質問とコメント
要旨: 知識・技術・技能の伝承支援研究会(SIG-KST)は2007年に設立されて以来,関連する 研究講演を100件以上実施してきた.また,2012年からはほぼ毎回討論会を実施し, 対象とする分野や技術の体系的な整理を試みている.本稿では,既報で述べたSIG-KST 講演内容の類型化について考察を進め,SIG-KSTで扱う「知識」,「技術」,「技能」が, 関連研究等で扱われる「暗黙知」および「形式知」とどのような関係にあるかについて 述べる.
- 15:00-15:15 休憩
- 15:15-16:30 招待講演(SIG-KST-2014-03-04)
- 福島第一原子力発電所事故とレジリエンスエンジニアリング
- 〇吉澤厚文(原燃輸送)
- (ご紹介は上記参照)
- 17:00- 懇親会(有志のみ、実費をいただきます)
【参加申し込み】
下記の内容を記入の上、e-mailにてご送付下さい。
※当日参加も可能ですが、会場準備の都合上、事前登録にご協力お願い致します。
※本研究会に登録されていない方は、下記にて入会申込みも合わせてお願いいたします。
-------------------------------------------------------------- To: jsai-kst-contact-ml[at]aist.go.jp ([at]を@に置き換えてご利用下さい) Subject: 第24回研究会参加申し込み ---- 知識・技術・技能の伝承支援研究会 [参加申し込み] お名前: (姓) (名) ご所属: メールアドレス: 人工知能学会員(はい/いいえ): SIG-KST会員あるいは入会希望(はい/いいえ): 懇親会参加(はい/いいえ): --------------------------------------------------------------
※懇親会参加の項目は、参加予定人数を把握するためのもので、当日変更可能です。
【発表申し込み】
発表申込〆切:2015年2月12日(木)
原稿提出〆切:2015年2月26日(木)
注:招待講演があることと会場の時間の制約から、お申し込み多数の場合はお断りする場合がありますので、お早目にお申し込みください。
発表申込・投稿の方法や発表形式については、下記のURLをご参照下さい。
http://www.sigkst.org/index.php?site_id=&page=%C5%EA%B9%C6%B5%AC%C4%F8