SIG-KST:知識・技術・技能の伝承支援研究会(人工知能学会 第2種研究会)
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知識・技術・技能の伝承支援研究会 第1回研究会


日時:

  • 平成19年 6月 8日(金) 13:30 - 16:20


場所:


参加費:

  • 無料


連絡事項

東京大学では以下の麻疹(はしか)対策を行っております。
ご確認のほどよろしくお願いいたします。

  • 集団感染の危険を回避するため、以下に該当する場合は入構をご遠慮下さい。
    • 37.5℃以上の発熱がある方
    • 過去に予防接種を受けた経験、麻疹にかかった経験がない方
    • 2週間以内に感染者と接触した方
    • 麻疹にかかって2週間以上経過していない方


プログラム:

  • 13:10 受付開始






 モノづくりにおける熟練技術者の知識伝承と設計の生産性向上に資することを目的と
 して、熟練者の知識を獲得し、デジタル化して体系的に蓄積し、逐次実行できる知識
 ナビゲーションシステムを開発した。このシステムは、熟練者の知識・ノウハウをワ
 ークフローと制約・根拠情報のフレームワークにより、デジタル化して獲得、編集、
 蓄積、実行できる。実装されたシステム「指南車」は、設計、製造の現場に適用され、
 モノづくりにおける知識伝承ならびに品質レベルの高位平準化、リードタイムの短縮
 に効果的であることが確認された。



  • 15:00-15:20 休憩




 リスクの存在は私達の日常生活に深く浸透している重要な問題であり、次々に発生す
 る予測不能なリスクに対して組織・社会が如何に対応力を育んでいくかが社会的課題
 となっている。そこで本研究では現在進めている組織リスクマネジメント成熟度モデ
 ル・診断ツール開発の経験、およびリスクマネジメント実践者へのヒアリング調査結
 果の分析を通じて、組織リスクマネジメントの技能伝承について考察する。





 本稿では、船舶航行におけるチームスキル改善を目指した取り組みであるBRM(Bridge 
 Resource Management)シミュレータトレーニングの、シナリオ難易度を客観的に評価
 する手法を提案する。過去のシミュレータトレーニングのデータを元に、船舶の輻輳や
 外部からの通信といったシナリオ中のイベントが、チームの行動選択に与える影響をタ
 スクネットワークモデルで表現する。また、難易度評価の基準として、船舶の出現や動
 向変化にチームが気づくまでの時間をモデルに基づくシミュレーションで評価する。
 熟練者の経験的知識に基づいて作られた、難易度の異なる複数のシナリオを本手法によ
 って評価し、評価結果が熟練者による主観的評価と一致することを確認した。また、シ
 ミュレーションのログを利用して行動の流れを可視化することによって、シナリオ間の
 差が明確となった。



以上