SIG-KST:知識・技術・技能の伝承支援研究会(人工知能学会 第2種研究会)
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知識・技術・技能の伝承支援研究会 第6回研究会


日時: 

  • 2009年1月15日(木) 14:00〜17:20


場所:


プログラム:


  • 14:00-14:30 一般講演1
    • 販売データに基づく商材選択および在庫選択の決定法に関する研究
      • 田中謙司(東大), 宮田秀明(東大), 渡辺仁希(東大), 又川雄仁(東大), ○峯山耕太郎(東大)
      • 配布資料


 要旨:
 通信販売企業は、継続的に成長するために販売アイテムや、常時在庫するアイテムを
 様々な観点から選択しているが、その選択基準は担当者によって異なることが多い。
 そこで本研究では、担当者の選択法などの意思決定基準を数値的に再現し
 データから商材選択の優先順位と拡充すべきジャンルを数値的に評価する手法を提案する。


  • 14:30-15:00 一般講演2
    • 知見化フォーマットを用いたプロセス知の抽出と活用
      • ○北原洋子(東芝)


 要旨:
 東芝では、知識利用を通じた問題解決手法をとしてDFACE-KM(ナレッジマネジメント
 (KM)を通して、Dfine,Focus.Analyze,Create,Evaluateのステップで変革を行う不法)
  を設けている。今回、知識の整理の幅をプロセス知にまで広げ、プロセスを駆動する
  文脈などを意識した知見化フォーマットとしてプロセス知の改善施策を実施した。
 電波設計の領域で試行しているこの活動を紹介する。


  • 15:00-15:35 一般講演3
    • 3次元イメージモデルの活用と課題


 要旨:
 日本のPlant & Machinery Industry業界における技術の伝承システムにおいては、
 3次元モデルの活用に大きな期待が寄せられている。
 しかしながら3次元CADモデルの制作は、従来の二次元CAD図による設計、製作方式
 とは作業上で大きく異なることから、この業界での全面的な導入には至っていない。
 筆者は、2次元CADを用いた従来の機器の設計・製作方式をベースに、、エンジニア
 リング業務には3次元CADイメージモデルを活用する方式を提案して来た。
 本稿では、この3次元イメージモデルと、その制作手順、及び、これまでに制作した
 3次元イメージモデルの事例を紹介する。また、今後の課題についても論議を進めたい。


  • 15:35-15:50 休憩
  • 15:50-16:20 一般講演4
    • ノウハウ伝授システム構築に向けて(工夫、不適合の計測と計画管理への応用)


 要旨:
 近年の省力化の推進と担当者の高齢化の進行により、実務担当者数が減少してお
 り、組織がこれまでに蓄積した業務遂行ノウハウが消失することが危惧されている。
 実務遂行ノウハウの消失に対する対策の1つとしては担当者交代時の後任者への速や
 かな教育を支援するシステムの構築がある。一方、プロジェクト管理のノウハウを伝
 えるためには、これまで組織が蓄積してきた、不適合や工夫情報の有効利用がある、
 そこで、本研究ではこれまでに蓄積された不適合や工夫情報の数値化を行い、プロ
 ジェクト管理の基本となる費用、工期の管理精度の向上を目指す、そこで、本発表で
 は研究目標と内容を紹介する。


  • 16:20-16:50 一般講演5
    • 増刷リスク評価に基づく出版ポートフォリオ管理手法の研究
      • ○田中謙司(東大), 宮田秀明(東大)
      • 配布資料


 要旨:
 書籍出版では、一部の黒字タイトルを除けば、多くが赤字であり問題となっている。
 その大きな原因のひとつは、不必要な増刷による出費が挙げられる。
 本研究では、その増刷意思決定における、担当者の目指す管理手法を数値化し、
 機会損失リスクと返本リスクのポートフォリオを可視化することで最適な
 増刷意思決定を行う管理手法を提案し、その実例を示す。


  • 16:50-17:20 一般講演6
    • 書籍出版の広告効果の測定評価手法の研究
      • ○河合皓介(東大), 田中謙司(東大), 宮田秀明(東大)
      • 配布資料


 要旨:
 出版業界においてはその販売促進として新聞広告が広く用いられている。本研究
 では新聞広告と書籍の売上(POSデータ)との関係を解析し、その効果を定量評価
 する手法を提案する。


以上